ドイツの企業経営破綻、25年は前年比8.3%増で14年以来最高に

2024年2月、フランクフルトで撮影(2025年 ロイター/カイ・ファッフェンバッハ)

[ベルリン 8日 ロイター] – 与信調査会社クレジットリフォームが8日公表した調査報告によると、ドイツは2025年の企業の経営破綻件数が約2万3900社と前年から8.3%増加し、2014年以来で最高となる見通しだ。

ドイツ経済が2年連続でマイナス成長となる中、企業が直面する根深い課題が浮き彫りになった。

クレジットリフォームの経済調査部長パトリクルートビヒ・ハンツシュ氏は、多くの企業が多額の負債を抱え、新規融資の獲得に苦しみ、エネルギー価格や規制といった構造的負担と格闘していると指摘。「これは特に中小企業にとって大きな圧力になっており、事業活動の多くが不全状態になっている」と述べた。

破綻件数の増加は小規模企業が主因で、従業員10人以下の零細企業が全体に占める割合は81.6%と前年からわずかに上昇した。

破綻に伴う金融的損失は約570億ユーロ(664億1000万ドル)となり、前年の591億ユーロを下回る見通し。破綻1件あたりの平均損失額は200万ユーロを超えると予想されている。

また、企業経営破綻によって影響を受ける労働者の数は約28万5000人と、前年の29万1000人からわずかに減る見込み。

政府は経済成長を刺激するためにインフラ投資や再軍備投資を計画しているが、報告は26年についても慎重な見通しを示した。

クレジットリフォームのベルント・ビュータウ最高経営責任者(CEO)は「ドイツ経済は競争力を失っている。高コスト、官僚主義、継続的な景気の弱さによって破綻件数は増え続けるだろう」と述べた。

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Maria Martinez

Maria Martinez is a Reuters correspondent in Berlin covering German economics and the ministry of finance. Maria previously worked at Dow Jones Newswires in Barcelona covering European economics and at Bloomberg, Debtwire and the New York Stock Exchange in New York City. She graduated with a Master of International Affairs at Columbia University as a Fulbright scholar.

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