2025年11月19日 16:35

遊佐町の鳥海山麓で秋田県の業者が計画する採石事業を巡り、町は業者から再提出された計画についても、事業を進めることができない「規制対象」に該当すると認定しました。
この問題は、秋田県にかほ市の採石業者「川越工業」が遊佐町吉出の鳥海山麓で計画している岩石の採掘事業を巡り、当初の事業計画の規模が町の条例の規定を超え、水源に影響を与える恐れがあるとして町が事業を規制対象に認定していたものです。
川越工業は遊佐町での事業について、現在、酒田港で進む「基地港湾」の整備事業で使われる石の採石場として来年4月から採掘を進めたいとしています。一方、町民からは「湧水などに影響を与える恐れがある」と反発の声が上がっています。
町の決定を受け、川越工業はことし9月、あらためて事業規模を縮小した採石計画を届け出ていました。町の審議会はこの修正計画についても掘削の深さや面積が条例の規定を超えるなどとして「規制対象の事業に認定すべき」と判断。
審議会の意見を踏まえ町は、再提出された計画も事業を進めることができない「規制対象」に該当すると認定しました。
松永裕美町長(59)「水が一番大事な人の命に関わるもの。お米もお酒もウイスキーも町の一番大事な売りとして頑張って行こうと決心を固めたところでの採石計画なので何とか踏ん張って乗り越えていきたい」
町の認定の通知書は19日午前、川越工業に手渡されました。川越工業はYBCの取材に対し「明日以降、社内で今後の対応について検討する」としています。
川越工業は2016年にも今回の計画の事業予定地に隣接する土地での採石を計画したものの、遊佐町が条例に基き認めませんでした。民事訴訟の結果、最高裁判所が2022年に川越工業の訴えを退けています。
最終更新日:2025年11月19日 18:47
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