空気で膨らませた柔らかい剣で対戦する競技「スポーツチャンバラ」。去年、その世界大会で佐賀県の男子小学生が3位に輝きました。大人顔負けの強さの秘密とは。その素顔を取材しました。

佐賀県武雄市にある公民館で毎週、「スポーツチャンバラ」の練習が行われています。
「スポーツチャンバラ」は、空気で膨らませた柔らかい剣を相手の体に当ててポイントを競う日本生まれの競技です。

真剣な面持ちで素振りをするのは、小学4年生の小池璃空(りく)さん(10)です。小学1年生の時からスポーツチャンバラを始めました。去年12月に初めて世界大会に出場し、長さおよそ60センチの小太刀を使う部門で3位に輝いた期待の新星です。
■小学4年・小池璃空さん
「すぐ面を打ってきて、外国人は動きが速いと思いました。勝って世界一になりたかった。」

世界3位でも、のぞかせる悔しさ。璃空さんの負けず嫌いは、果敢に相手に向かっていくスタイルにつながっています。
指導するのは、世界王者でもある犬走(いぬばしり)智英さんです。璃空さんの強みは身長138センチの低さにもあると話します。
■犬走智英さん
「身長が低い選手なのですが、低さを武器にして低い位置からの足打ちが上手。ものすごく遠いところから、飛び込み面を打ってくる。この2つがすごい選手です。」
璃空さんは大人が相手でも、ひるむことはありません。ことし7月に開かれた佐賀県大会では、指導者の犬走さん相手に勝利を収めました。

そんな璃空さん。普段は算数が好きな小学4年生です。
■クラスメイト
「頭が良くて、算数の時に分からない人がいたら分かるように教えてくれるところがいいと思います。」
「動物に優しい、信頼のある友達。」
昼休みには、校庭でドッジボールをする姿も。もともと運動能力が高いという璃空さんは、ここでも負けず嫌いの一面をのぞかせます。

学校が終われば、きょうも練習へ。
■犬走さん
「世界大会だから、ちゃんと小手を攻めてから面に飛び込んだり。」
璃空さんを駆り立てるのは、勝ちたいという気持ちです。

11月に神奈川県で行われる世界大会では、2つの種目に出場します。
■璃空さん
「次はいろいろな種目で勝って、世界一を取りたいです。」
去年味わった悔しさをバネに、ことし、世界一を目指します。
※FBS福岡放送めんたいワイド2025年11月3日午後5時すぎ放送
