2025年10月22日 12:07

兵庫県・斎藤元彦知事(22日)
兵庫県の斎藤元彦知事の疑惑を告発した元県民局長の私的情報が漏洩した問題で、斎藤知事が「責任を取る」などとして議会に提出した“給与カット”の条例改正案について、22日、県議会本会議で採決が見送られ、「継続審査」となることが決まりました。
斎藤知事が提出した“給与カット”案は、6月議会でも「継続審査」となっていて、知事が提出した議案が2回続けて「継続審査」となるのは、兵庫県議会史上初めてです。
■”給与カット”6月議会で提出も見送りに
斎藤知事の疑惑を告発した元県民局長の“私的情報”を、知事の“側近”だった井ノ本知明元総務部長が漏洩した問題では、調査した第三者委員会が、井ノ本氏本人を含む複数の職員の証言などから「斎藤知事や片山元副知事が指示した可能性が高い」と結論付けています。
斎藤知事は「漏洩に関する指示はしていない」などと一貫して否定していますが、今年6月の県議会では「組織の長としての管理責任」をとるなどとして、3か月間、自らの給与を現行の「3割カット」から「5割カット」に引き上げる“給与カット”案を示していました。
これに対し、議会の各会派からは「知事自身が指示を否定していて、詳細が判明していない状況で、管理者責任として知事を処分することはできない」などとして、採決を見送り「継続審査」となっていました。
これに伴い、閉会中に行われていた総務常任委員会でも”給与カット”案について審議が続けられ、自民・維新・公明・ひょうご県民連合の4会派は「判断材料が不足している」などの理由から、今後も引き続き「継続審査が必要」との態度を示し、本会議で再び「継続審査」とすることが賛成多数で決まっていました。
県議会最終日となった22日、給与カット案に関する採決が見送られ、6月議会に続き再び「継続審査」となることが確定しました。知事が提出した議案が、2回続けて「継続審査」となるのは兵庫県議会史上初めてです。
■斎藤知事「可決でも否決でもない。真摯に受け止める」
斎藤知事は22日に開かれた兵庫県議会の本会議後、報道陣の取材に応じ、再び採決が見送りとなった自身の”給与カット”案について、「可決でも否決でもない。引き続き議論しようということなので、真摯に受け止める」と語り、平行線となっている議論の現状をどう打開するかと問われると、「議会には引き続き説明し、理解を得られるよう努力したい」と述べました。
最終更新日:2025年10月22日 15:01
