石川県内の最低賃金が初めて1000円を超え、8日から適用されました。
県内の最低賃金は、近年一貫して上昇トレンドにあります。令和元年(2019年)の832円から毎年増額。おととし900円を超えてからは、さらに上昇の勢いが増し、2025年は2024年から70円の上げ幅と過去最大になりました。
【写真を見る】石川県内の最低賃金 初の1000円超え!「もうちょっと欲しい」労働者からは喜びと期待の声 経営者は人件費高騰に頭抱える
■街の声「貰えるものは貰いたい」「もうちょっと欲しい」
金沢駅前では8日、石川労働局の職員が街頭に立ってチラシを配り、最低賃金が1054円となったことを周知しました。
アルバイト代が増える若い世代からは…
10代女性(時給1,200円)「正直もうちょっと安くてもいいけど、貰えるものは貰っときたい」
喜びの声が聞かれる一方で、さらなる増額を望む意見も。
10代女性(時給1054円)「もうちょっと欲しい。1200円できればいただきたい…」
また、60代男性からは、「学生の頃は500円とか600円だったと思う。もう40年くらい前。うんと高いとも思わないけど安くもない」という声も聞かれました。
一方で県外の人からは、このような意見も。
60代女性(千葉県/時給1550円)「私が住んでいる県ではもっと高い、最低でも1200円。募集を見ると私の時給でさえもうちょっと上がってほしいと思っているから大変なんじゃないか」
■「人件費増をどうカバーするか」経営者の苦悩
一方、頭を抱えているのは県内の経営者です。様々なものの価格が上がる中、人件費の増加は経営をさらに圧迫しています。
ひらみぱん 平見高広社長「苦しい部分もある。売上を上げていかないと給料も上げられないので、その辺のバランスが難しい」
一方、今月から給与を上げたという従業員およそ10人のこちらの衣料品店。人件費の増加でいくらの売上アップが必要か試算したそうです。
オーミ・スーパー 松岡暢也社長「年間150万円くらいの人件費アップになるんで、売上でいくと450万円くらい上げないと追いつかない」
物価の上昇が続く中、生活を維持していくため賃上げは喫緊の課題ですが、一方で、人件費の上昇を経営の工夫でどう補っていくか、悩みの種が増えた事業者も少なくなさそうです。
北陸放送
