ホワイトハウスは、政府機関閉鎖の期間中に一時帰休となった連邦職員への給与を支払わない方針を検討している。事情に詳しい関係者が明らかにした。こうした措置は、政府再開後に職員への給与をさかのぼって支払うことを義務づけた法律に抵触する可能性がある。

  行政管理予算局(OMB)は、政府閉鎖の期間中は連邦職員への給与が保証されないとする文書を起草した。不要不急の一部連邦業務が停止されてから1週間近くが経過する中、民主党との対立が一段と深まっている。

  トランプ米大統領は7日、一時帰休となった連邦職員のうち、政権の政策に同調する職員に対してのみホワイトハウスは未払い給与を支払う可能性があると示唆した。

  「誰のことを指すかによるが、大部分については、われわれがしっかり面倒を見るつもりだ」とトランプ氏はホワイトハウスで記者団に発言。「中には面倒を見るに値しない人々もいる。そうした人々については別の形で対処する」と続けた。

  OMBの弁護士、マーク・パオレッタ氏による文書では、2019年に成立した政府職員公正待遇法に不備があるとする法的な論拠を示している。トランプ政権1期目の政府閉鎖後に制定された同法は、政府閉鎖終了後の職員への給与支払いを明文化したものだ。

  同文書について先に報じたアクシオスによれば、ホワイトハウスの一部当局者は、同法の改正によって政府職員に未払い給与を支給するかどうかの裁量が認められると考えている。

  民主党のディック・ダービン上院議員は7日、「法律は明確だと思う」とCNNで指摘。「連邦職員の給与は一時的に遅れることになるが、トランプ政権が一時帰休となった職員の給与そのものを支払わないと主張しているのであれば、それは言語道断だ。法律違反だ」と述べた。

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原題:Trump Threatens No Back Pay for Shutdown’s Furloughed Workers(抜粋)

— 取材協力 Emily Birnbaum

(第3-4段落にトランプ氏の発言を追加し、更新します)

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