公開日時 2025年10月03日 06:43更新日時 2025年10月03日 09:07

欧州連合が鉄鋼50%関税を検討 米国と同率、域内の産業保護

 ブリュッセルのEU本部

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共同通信

 【ブリュッセル共同】米ブルームバーグ通信は2日、欧州連合(EU)欧州委員会が鉄鋼に50%の関税を課すことを検討していると報じた。現行の税率の2倍となり、トランプ米政権の鉄鋼関税にそろえる。無関税の輸入枠もほぼ半減させる。安価な製品の流入を防ぎ、EU域内の産業を保護する狙いがある。

 EU当局者によると7日にも公表する。EUは中国による鉄鋼の過剰生産を問題視している。米国の高関税政策の影響で、本来は米国向けだった安い製品が欧州市場に入り込むことを警戒しており、対策を強化する。

 英紙フィナンシャル・タイムズは、EUが中国の過剰生産に対処する姿勢を示すことで、問題意識を共有する米国が見返りにEU製の鉄鋼への関税を引き下げることを期待していると指摘した。

 EUは、第1次トランプ政権下の2018年7月に鉄鋼への緊急輸入制限(セーフガード)を暫定発動した。世界貿易機関(WTO)などのルールに基づき、26年6月末に期限を迎える。欧州委は域内産業を守るため、長期的な保護策を模索していた。

 ドイツの製鉄所=3月20日、デュイスブルク(ゲッティ=共同)

 ドイツの製鉄所=3月20日、デュイスブルク(ゲッティ=共同)

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