公開日時 2025年10月05日 14:10更新日時 2025年10月05日 15:37
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トークショーで展示について語る、森英恵さんの孫でモデルの森星さん=4日、島根県益田市
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共同通信
世界的ファッションデザイナーで島根県出身の森英恵さん(2022年死去)の回顧展が同県立石見美術館で開かれている。「生誕100年 森英恵 ヴァイタル・タイプ」と題し、米メトロポリタン美術館(ニューヨーク)所蔵のドレス5点を含む色鮮やかなオートクチュール(高級注文服)などが並ぶ。
「ヴァイタル・タイプ」とは森さんが提唱した人物像で、生き生きと仕事に取り組み、自分らしさを大切にする女性。森さんは仕事にも家庭生活にも全力を注いだといい、石見美術館学芸課長の南目美輝さんは「ヴァイタル・タイプは森さん自身を象徴する言葉。森さんの手がけた作品や展示資料を通じて、その人柄も伝えたい」と展覧会の狙いを語る。
洋服など約400点を展示。メトロポリタン美術館所蔵の1969年ごろに作られたイブニングドレスは、ゆったりとしたシルエットや、ピンク色を基調とした波打つような幾何学模様の生地が目を引く。
森さんは、幼少期を島根県吉賀町で過ごした。東京女子大卒業後、洋裁学校へ通い、51年に東京・新宿に洋装店を開いた。60年代に海外進出しニューヨークやパリで作品を発表、日本を代表するデザイナーとなった。
展覧会の企画では、森さんの孫でモデル森星さんのトークショーを開催。星さんは展示について「悔しさや葛藤、そして成長など祖母の全体像が見える」と語った。
同展覧会は来春、東京・国立新美術館にも巡回予定。
