『世界のパンを巡りパン文化を学ぼう!』をテーマに、各国のパビリオンに併設するレストランやカフェを訪ねる連載【世界のパン巡り】。
第12回は、“美食の国”イタリアへ。

ピッツァやパスタのイメージが強いイタリアですが、パンにもさまざまな種類があるみたいです。イタリアパビリオンのフードブースでは、古代ローマにルーツを持つ平焼きパン「ピンサ」と、その生地を使った「プッチャ」、そしてふんわりドーナツ「ボンボローニ」と出会いました。

イタリアパビリオン横のフードブース

連日大賑わいのイタリアパビリオン。この日は朝9時40分ぐらいに入場して、家族がすぐに列に加わりましたが、入場まで4時間という状況でした。一方で、フードとジェラートの列は分けられていて、フードブースはランチ時の12時ごろでも20分ほどで購入できました。

メニュー表には写真付きで詳しく説明書きがあります。初めて見た時は、一人で食べ切れるサイズの「ピッツァ」や「ホットサンド」と思っていましたが、別のものと知り、ますます興味がわきました。

初めての出会い!ピンサ&プッチャ

イタリアパビリオンのフードブースで出会った「ピンサ」と「プッチャ」、そして「ボンボローニ」。どんな味わいなのか、さっそく試してみました。

ピンサ・レジーナ/1,600円(税込)

中がふんわり、底がカリカリで、軽い食感です。具材が均一に並べられているわけではないので、食べる場所によって味が変化するので飽きません。甘味と酸味のバランス、クリーミーなチーズにバジル風味。どこをかじっても美味しい!

古代ローマ時代にルーツを持つ平焼きパン「ピンサ」は、ピッツァの原型ともいわれています。確かに見た目もピッツァに似ていますが、小麦粉で作るピッツァに対し、ピンサは小麦粉に米粉や大豆粉をブレンドした生地から生まれる軽やかでヘルシーなのが魅力。ピッツァとは明らかに別物でした。

カフェブースの建物横(向かって左側)には、ピンサの作り方を紹介している可愛いイラストのポスターがありますので、立ち寄った際は見てみてください。

プッチャ・パルミジャーナ/1,700円(税込)

ピンサと同じ生地が使用されているパニーノで、こちらも外がサクサク、中はふんわりと軽い食感です。トマトソースと焼きナス、プロボラチーズ、ルッコラを挟んだホットサンドを思わせる味わいで、とろっとしたナスとシャキシャキしたルッコラの違いが楽しい一品です。

ボンボローニ・カスタード/700円(税込)

このブースでは、ほとんどの人が買っているといっても過言ではないほど大人気のドーナツです。たっぷりのクリームが入っていますが、こってりした甘さではなく、意外とあっさりした味わい。暑い時期だったこともあり、ひんやりしていたのもさっぱり食べられた理由かもしれません。カスタードクリームがトッピングされた可愛い見た目で、ふわふわの生地の中にもたっぷり詰まっています。

ピッツァだけじゃない!“パンの国”イタリア

「ピンサ」や「プッチャ」は、イタリアのパン文化の多彩さを実感させてくれる存在でした。軽やかな食感はピッツァとはまったく別物で、新しいパンに出会えた喜びを感じました。万博での出会いをきっかけに、今後も味わえる場所を探してみたいと思います。

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