『世界のパンを巡りパン文化を学ぼう!』をテーマに、各国のパビリオンを訪ねてパンと料理を紹介する連載【世界のパン巡り】。

第11回の舞台はスパイス香る国・インドです。

南インドの家庭で朝食や軽食として広く食べられている「イドゥリ」という蒸しパンがテイクアウトで楽しめると知り、バーラトパビリオンへ向かいました。

バーラト(インド)パビリオン併設のテイクアウトブース

バーラトパビリオンは、西ゲートから徒歩約6分、大屋根リング沿い(内側)にあります。“バーラト”とはヒンディー語での国名で、英語の“India”にあたります。フードブースはテイクアウト専門で、パビリオン入場者のみが利用できます(※ショップのみ、フードブースのみでは入場できませんでした)。

パビリオンは展示品や壁のモニターに映し出された模様が美しく、アジアン雑貨好きにはたまらない内容だと思います。入場規制になっていることもありますが、パビリオン付近をうろうろ歩いていると比較的すぐに規制解除される印象です。通行の妨げにならないよう、その場に立ち止まらず、ゆるやかに動きながら待ちましょう。

イドゥリ・サンバー/900円(税込)

本場の“ナン”を食べてみたいと思いバーラトパビリオンのグルメを調べていましたが、初めて耳にする「イドゥリ」に興味がわき、今回注文してみました。メニュー表には「米粉で作った発酵蒸しパン」と説明がありました。

紙袋に入った状態で受け取り、スプーンやお箸はカウンターで必要に応じて自分で選びます。テイクアウトスタイルですが、密閉容器のようなしっかり感はないため、持ち帰るのはちょっと難しそうです。

蓋を開けると、たっぷりのスープカレーにイドゥリが2個。見た目からして少し辛そうで、カレーがしっかり染み込んでいます。温度はアツアツではなく、食べ頃でした。

“蒸しパン”と聞くと、ふわふわ・もっちりを想像しますが、日本の蒸しパンとは少し違う食感。ふんわり軽く、ほろっと口の中でほどけます。米粉の自然な甘さや発酵によるほのかな酸味も感じますが、どちらかというと、スープの味が主役です。

崩れたイドゥリはおかゆのようで、スープに自然なとろみが出たように感じました。

ごろっとした野菜も入り、特に人参はとても甘く感じるほど。スープはしっかりスパイシーで、普段中辛カレーを食べる私には、食べ終わったあと甘いドリンクが欲しくなる辛さでした(笑)。

辛いものや異国の雰囲気が少し苦手な方には、ナンのほうが親しみやすいかもしれません。

南インドの朝ごはんを体験!

世界には本当にさまざまなパンと食べ方がありますね。今回はスープカレーが染みたイドゥリを体験しましたが、いつかイドゥリそのものや、別のスープでも味わってみたいです。

◆バーラト(インド)パビリオンの場所(※Googleマップ)

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