
中国の8月の新築住宅価格は前月比0.3%下落した。国家統計局が15日発表したデータを基にロイターが算出した。写真は北京で2023年9月撮影(2025年 ロイター/Tingshu Wang)
[北京 15日 ロイター] – 中国の8月の新築住宅価格は前月比0.3%下落した。国家統計局が15日発表したデータを基にロイターが算出した。需要低迷が続き、住宅市場が引き続き成長の足かせとなっていることを示した。
7月も0.3%の下落だった。前年比では2.5%下落。7月は2.8%下落していた。
中国不動産セクターは2021年から低迷が続き、住宅ローン金利の引き下げなど複数の刺激策が講じられたものの、今のところ持続的な回復には至っていない。
統計局の報道官は記者会見で、不動産セクターは多少の変動があるものの安定化しつつあると指摘。同時に、需要を支えるために一段の取り組みが必要だと述べた。
中原地産の不動産アナリスト、Zhang Dawei氏は「現在のデータと市場動向に基づくと、不動産市場は短期的に大きな調整圧力に直面する可能性が高い」と指摘。「市場は住宅購入規制の緩和や信用指針の緩和、9月20日の最優遇貸出金利(ローンプライムレート、LPR)引き下げなど住宅セクター安定化に向けたより強い措置を期待している」と述べた。
8月は調査対象の70都市のうち57都市が前月比で下落、65都市が前年比で下落した。
中古住宅価格も下落し、1級都市では前年比3.5%、2級都市では5.2%、3級都市では6.0%、それぞれ下落した。
中国国家統計局が同日発表した1─8月の不動産投資は前年同期比12.9%減少。不動産販売(床面積ベース)は前年比4.7%減となった。
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