フィアット 500の後継は「起きたばっかり」!?
いつもの撮影場所に向かうと、フィアット 600ハイブリッドが奥のほうに置かれていた。角度的にサイドビューしか見えなかったのでいまいちピンとこなかったのだが、近づいて”顔”を見た瞬間に、あまりのキュートさに一目惚れしてしまった!
寝起きでパジャマを着ているかのようなトロンとした眼がかわいい。最近のクルマは凛々しいというか怖いというか、シャープな顔つきが多いが、フィアット600は、その正反対の「寝ぼけマナコ」。この眼にやられた。
日本も軽自動車なら楽しいクルマを企画して作るのに、登録車になると、真面目で保守的なクルマかコワモテ系ばかりになってしまう。それがイタリアと日本の違いなのだろう。
イタリアの自動車メーカーは会議で「どうすれば楽しくなるか」を話し合っているのではないかとも思えてくる。そんな会議なら私も参加したい。
フィアット 600ハイブリッドはプジョー、シトロエン、フィアット、アルファロメオ、マセラティ、クライスラー、ジープなど、なんと14のブランドを束ねる「ステランティス」のクルマで、3気筒1.2Lのマイルドハイブリッドを搭載する。
多くのブランドが集まるメーカーのクルマらしく、プジョー 308、3008、シトロエン C4、ジープ アベンジャーなどと中身はほぼ同じ兄弟車だそうだ。
そういう話を聞くと「クルマはデザインだな」とつくづく思わされる。今挙げたすべてのクルマが兄弟車とは到底思えない。各ブランドが自社のイメージに沿ったクルマを見事に作り分けているのだ。
同じ食材を使っても同じ料理ができるわけではない。そう考えるとクルマ作りは料理と似ているのかもしれない。思えば日本、アメリカ、ドイツ、イタリア、フランスなど各国のクルマが、それぞれまったく違うのは当然のことかもしれない。
