公開日時 2025年08月22日 18:41更新日時 2025年08月22日 20:07

カンボジア拠点詐欺、被害7都県 日本人29人逮捕、長野県警装い

 押収された電子機器に保存されていた、詐欺の練習風景とみられる画像(愛知県警提供)

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共同通信

 カンボジアの拠点で特殊詐欺に関与したとして、日本人男女29人が詐欺未遂容疑で逮捕された事件で、この拠点が関わった疑いのある被害が少なくとも7都県で確認されたことが22日、愛知県警への取材で分かった。29人はかけ子をしていたとみられ、主に長野県警の警察官をかたり電話をかけていたという。

 7都県は栃木、千葉、東京、岐阜、静岡、愛知、三重。このうち6県の警察の合同捜査本部が15日に設置され、2~5月だけで計約14億円に上るとみられる詐欺被害の実態解明を進める。

 29人は東京都八王子市の男性から現金をだまし取ろうとした疑いで20日に逮捕された。男性に電話した際も長野県警をかたっていたという。

 愛知県警は22日、拠点からの押収品を公開した。いずれも偽物の逮捕状や警察官の制服、「長野県警察本部」と大書された看板などを陳列。電子機器には、詐欺の練習風景や、かけ子らの成績を管理するホワイトボードとみられる写真が保存されていたという。

 29人の逮捕時の所持金は、最高でもわずか約2700円だったといい、報酬体系についても調べている。

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