中国の徐飛洪・駐インド大使は、インドの輸出品に対する米国の関税措置を巡り、インドとの連帯の意思を表明した。中印関係の改善を示す新たな動きとなっている。

  徐氏は21日、「米国はインドに対して最大50%の関税を課し、さらなる措置を示唆している。中国は断固としてこれに反対する」と述べた。さらに「世界貿易機関(WTO)を中核とする多国間貿易体制の維持に向け、中国はインドとしっかり連携する」とも語った。

  トランプ米政権との関係が悪化する両国は互いの関係を再構築する動きを見せている。中国の王毅外相は今週、3年ぶりにインドを訪問。係争地の境界画定を目指すことで合意した。

関連記事:インド首相、トランプ関税尻目に中国との関係改善アピール-月内訪中

  一方、インドのモディ首相は、中国・天津市で開催される上海協力機構(SCO)首脳会議に出席し、それに合わせて習近平国家主席と会談する見通し。モディ氏の訪中は7年ぶりとなる。

  徐氏はニューデリーで開かれた同首脳会議に関するイベントで、米国は自由貿易の恩恵を享受しているにもかかわらず、関税を「各国に法外な価格を要求する交渉材料」として利用していると非難。「このような行為に対して沈黙し妥協するのは、横暴さを助長するだけだ」と発言した。

Glad to deliver a speech on the development of China-India relations and explore right ways for neighboring major countries to get along with each other at “SCO Summit 2025: Resetting India-China Ties”. China firmly stands with India to uphold the multilateral trading system and… pic.twitter.com/0Po7CNTJ8p

— Xu Feihong (@China_Amb_India) August 21, 2025

関連記事:ナバロ米上級顧問、インドのロシア産原油購入を非難-50%関税発動迫る

原題:China ‘Firmly Stands’ With India on Trump Tariffs, Envoy Says(抜粋)