ロシア中銀、年内追加利下げ「既定路線」にあらず データ見極めと高官

ロシア中央銀行の高官は、現在18%の政策金利について、インフレ率が急速に低下した場合は年内に引き下げることも可能とする一方で、インフレ率の持続的な鈍化を達成するために現行水準で維持することも排除しないと述べた。資料写真、7月(2025年 ロイター/Evgenia Novozhenina)

[モスクワ 21日 ロイター] – ロシア中央銀行の高官は、現在18%の政策金利について、インフレ率が急速に低下した場合は年内に引き下げることも可能とする一方で、インフレ率の持続的な鈍化を達成するために現行水準で維持することも排除しないと述べた。政府発行紙ロシースカヤ・ガゼータが21日報じた。

中銀のガンガン金融政策部長は、インフレ率については2025年が6─7%、26年以降は4%を基本予測としていると述べ、それに基づくと政策金利は今年8月から12月までが平均16.3─18%、来年は12─13%になると説明した。

「平均金利はこの範囲になる可能性が高い。しかし、具体的な値、例えば年末の値は、この範囲から外れる可能性がある」とし、「例えば、インフレ率が急速に低下するといった好ましい展開になれば、年内に金利はさらに低下する可能性がある。予想レンジはこれを考慮している」と述べた。

ただ年内の利下げは「既定路線ではない」とも述べ、中銀の予測は金利を18%に据え置く可能性を排除していないと述べた。

「地政学的な要因も含め、インフレリスクはなおあり、今後の決定は、入手する情報に基づき慎重に行う」と述べた。

中銀は、インフレ率を目標の4%に下げるため引き締め政策を取っていたが7月に政策金利を2%引き下げ18%とした。

先週発表された7月の消費者物価上昇率は前年比8.79%で、6月の9.40%から低下した。

中銀が20日発表した8月の家計の1年先のインフレ予想は期待は13.5%で7月の13%から上昇した。

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