男子ソフトボール競技での素晴らしい1週間が終わり、注目は水曜日から新都ベターシティ・ソフトボールアリーナで始まる女子ソフトボール競技へと移る。4大陸から集まった世界ランキング上位10チームのうち8チームが中国・成都に到着し、日曜日の金メダル獲得を目指す。
イタリアでのWBSC女子ソフトボールワールドカップファイナルから1年、そしてLA28オリンピックまで残り3年となった今、各チームは次回の五輪に向けた準備を加速させている。今回の大会は、まだ詳細が確定していない五輪予選を前にLA28に向けた活動の重要な一環となるほか、2026年または2027年に開催予定の次回WBSC女子ソフトボールワールドカップにもつながる重要な舞台となる。
成都では、チームは4チームずつ2つのグループに分かれてオープニングラウンドをスタートする。
グループA: アメリカ(世界2位)、 チャイニーズタイペイ(5位)、 オランダ(6位)、 中国(10位)
グループB: 日本(1位)、プエルトリコ(3位)、カナダ(4位)、 オーストラリア(8位)
各グループを詳しく見ていこう。
グループ A
アメリカは今大会でも優勝候補と目されているため、グループAはチャイニーズタイペイ、オランダ、中国が準決勝進出の2枠目を争う展開になりそうだ。
アメリカはワールドゲームズの前回大会バーミングハム2022では決勝で日本を3-2で破り、金メダルを獲得した。しかし、東京2020オリンピック決勝と2024年のワールドカップ決勝ではいずれも日本に敗れており、現在、シニアの世界タイトルはこれのみとなっている。パティ・ガッソヘッドコーチが指揮を執り、WBSC女子ソフトボール世界ランキングで1位の座を失った今、アメリカの使命は2028年のオリンピック開催を前にトップの地位を取り戻すことだ。
前回のワールドゲームズでチャイニーズタイペイは3位決定戦でオーストラリアを6-0で破り、銅メダルを獲得した。これは1985年のロンドン大会での銀メダル以来、この大会で初のメダルだった。しかし、2023年にはワールドカップ決勝に進出できず、アメリカ、オーストラリア、イギリスに次ぐグループ4位に終った。彼らの成都での目標は、準決勝に進出し、この複合競技大会で3度目のメダル獲得を目指すことだ。
オランダもまた1985年のロンドン大会で3位となりメダルを獲得。昨年、ワールドカップで惜しくも4位となり表彰台を逃したオランダは、少なくとも40年前の結果に並ぶことを目指す。昨年のワールドカップ決勝では、カナダとの11回に及ぶ3位決定戦で11-7と惜敗した。
開催国の中国にとってメダル決定戦に逃すことは残念な結果となるだろう。今回がワールドゲームズ初出場となる中国は、かつてアトランタ五輪(1996年)で銀メダルを獲得した実績を持ち、東京2020を逃した後、再び世界のトップレベルに返り咲き、オリンピックへの復帰を目指す。昨年のワールドカップファイナルでは5位に終わった。
グループ B
世界ランキング1位で、世界王者かつオリンピック金メダリストの日本がこのグループにいる以上、トップシードとして準決勝に進まない方がむしろ驚きだろう。とはいえ、プエルトリコ、カナダ、オーストラリアといった強豪国もひしめき合い、激しい戦いが予想される。
日本は世界最高のチームであることを証明している。2021年以降、東京2020オリンピックで金メダルを、女子ソフトボール・ワールドカップでも優勝した。成都で勝利すれば、主要な世界タイトルを総なめすることになり、WBSC女子ソフトボール世界ランキングにおけるトップの地位をさらに確固たるものにするだろう。
プエルトリコは近年、安定して上位に進出しており、世界ランキング3位という順位にそれが表れている。しかし、2018年と2024年のワールドカップではそれぞれ5位と6位に終わっており、ワールドゲームズでの初のメダル獲得を目指す。
カナダは過去3回のワールドカップ(2016年、2018年、2024年)で銅メダルを獲得し、さらに東京2020オリンピックでも銅メダルを獲得した。これは彼らにとって初のオリンピックメダルだった。1981年のワールドゲームズ第1回大会では、決勝でアメリカに敗れ銀メダルを獲得した。バーミングハム2022では若いチームで臨み6位という結果に終わった。
ソフトボール強豪国の一つであるオーストラリアは、ワールドゲームズでの初のメダル獲得を目指す。オリンピックで4つのメダル(銀1、銅3)を獲得している彼らは、昨年のワールドカップで7位に終わった後、LA28を視野に入れながら成都での表彰台復帰を目指している。
