台湾・台南で開催中の「ラグザス presents WBSC U-12 野球ワールドカップ2025」は、土曜日は雨の影響を受けながらもスーパーラウンド2試合が行われ、日曜日の決勝で日本(世界ランク1位)とアメリカ(3位)が激突することが決まった。
アメリカは、決勝進出がかかった直接対決で日本を8対0で圧勝した。前回大会優勝のアメリカはスーパーラウンドを4勝1敗、日本は3勝2敗でスーパーラウンドを終えた。
アメリカ代表のブライアン・マドセン監督は、「今日はしっかりと準備して臨め、本当にいい試合になりました。実は、昨夜のチャイニーズ・タイペイ戦(6対5で勝利)のあと、少しナーバスになっていて、気持ちの面でも揺れていました。しかし、雨で試合が流れて、そのおかげで気持ちを立て直せることができました。試合開始も遅れましたが、選手たちはちゃんとスイッチを入れてくれたのがよかったです。しかし、ちょっと奇妙な一日でしたね。」と振り返った。
チャイニーズタイペイ(世界2位)は9回に及ぶ激戦の末、韓国(4位)を11対5で破ったものの、この結果で日本の決勝進出が決まった。日本が決勝に進むのは2019年の決勝でチャイニーズタイペイに敗れて以来、2度目となる。アメリカと日本がWBSC U-12 野球ワールドカップの決勝で対戦するのは今回が初めて。
チャイニーズタイペイのチャン・ズージェン監督は試合後、「子どもたちのプレーに感動しました。決勝には進めませんでしたが、今回の勝利を心から喜んでいます」と語り、選手らを称えた。
チャイニーズタイペイと韓国もスーパーラウンドを3勝2敗で終え3チームの勝敗成績が並んだが、日本はオープニングラウンドでチャイニーズタイペイに、スーパーラウンドで韓国に勝利しているため、大会規定(WBSC野球ワールドカップ大会規定のC11を参照)により日本の決勝進出が決まった。
3位決定戦では、チャイニーズタイペイが韓国と対戦する。韓国がWBSC U-12 野球ワールドカップでメダルをかけてプレーするのは、2019年にキューバとの3位決定戦で敗れて以来、史上2度目。
明日も悪天候が予想されるため、WBSCはメダルゲームを8月3日(日)の現地時間10時にアジア太平洋国際野球場・訓練センター(ASPAC)に変更した。
また今日の雨により、本日予定されていたプレースメントラウンドのドイツ対チェコ、南アフリカ対キューバ、オーストラリア対パナマ、そしてスーパーラウンドのメキシコ対ドミニカ共和国の試合は延期となり、日曜日に再編成されることになった。
全試合はWBSCのOTTプラットフォーム「GameTime」で生配信中台湾、韓国、日本では例外が適用される場合があります。

アメリカ – 日本 8-0
前回王者のアメリカは、先発の佐橋陸公に対して立ち上がりから5点を奪い、大きくリードした。ノーラン・ハッチがバントで出塁すると、クリスチャン・バラデスが2球目を捉えて打球をスタンドへ運んだ。
佐橋はエラーにも苦しみアウトを2つしか取れず、5安打5失点(自責点3)で降板した。
ダンカン・マウントは2.2イニングを投げ、被安打1、与四球3。しかし、激しい雷雨のため3回を投げ切ることができなかった。中断から90分後に試合が再開されると、アメリカは攻撃の口火を切ってクリストファー・チコドロフの二塁打を含む4安打でダメ押しの3点を挙げた。
試合再開後にマウントに代わって登板したブロック・ブリスが2.2イニングを投げ、2被安打に抑えた。メイソン・ビッツェンホファーが最後の2アウトを取った。
スコア&試合実況
チャイニーズタイペイ – 韓国 11-5
韓国は初回裏、シャンチェン・ウー投手を相手に先制に成功。1死からレオ・ヤンはヒットで出塁すると、カン・ギウンの二塁打で三塁に進み、レフトへの犠牲フライで生還。カン選手は三塁でアウトとなった。
3回表、先頭のフー・チェンエンが投手ソ・ジョンアンから2点ホームランを放ち、チャイニーズタイペイは逆転。
4回裏、2死から、リリーフのCheng-chun Hsiehが連続四球を与え、韓国に同点に並ぶ。その直後、激しい雷雨のため試合が中断。
投手はチャイニーズ・タイペイの4人目の投手、Cyuan-en Liと韓国のイ・ジェスンのまま試合は延長戦にもつれ込んだ。
7回表、イ・スンヨプはチャイニーズタイペイのタイブレーク走者リ・ビンロンの三塁盗塁を仕留め、ピンチを脱する。
その裏、韓国の満塁の場面でチャイニーズタイペイはリー・チュアンエンに投手交代。ショートのシェイ・チェンチュンが好走で2アウト目を奪い、リーはクリーンナップヒッターのホン・ソンヒョン選手を三振に仕留めて、チャイニーズタイペイは望みをつなぐ。
8回表、チャイニーズタイペイは2点勝ち越しに成功したが、その裏、さらに韓国が同点に追いつく。ここで韓国は1アウト走者三塁のチャンスとなったが勝ち越し点にはつながらなかった。
9回裏、チャイニーズタイペイはリリーフのハ・ジョンウとホン・ソンヒョンから7点を奪って大きく勝ち越した。フー・チェンエンはこの日3本目のヒットを放ち、2打点を加えて合計4打点。
9回裏、ファン・ユーチェンマウンドに上がり、最後の打者からアウトを取った。
スコア&試合実況
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