公開日時 2025年08月01日 17:37更新日時 2025年08月01日 19:17

高齢者「ATM通話禁止」が施行 大阪府条例、全国初の義務化

 ATMの前で高齢者が携帯電話で通話するのを禁止した条例について、寸劇で説明する大阪府警の職員=1日午後、大阪市北区

この記事を書いた人

アバター画像
共同通信

 特殊詐欺被害を防ぐため、ATMの前で高齢者が携帯電話で通話するのを禁止し、金融機関に防止措置を義務付けた大阪府の改正条例が1日、施行された。義務化に踏み込むのは全国初で、大阪府警などは同日、条例内容の周知徹底を図るため、啓発イベントを開き注意を呼びかけた。

 イベントに参加した岩下剛府警本部長は「誰でも被害者になる可能性がある。条例を理解して注意してほしい」と述べた。銀行で現金を振り込みそうになった場面を再現した府警職員による寸劇も催され、「手口は多種多様」「条例を周囲に知らせて」と訴えた。

 条例では、ATMを設置する事業者に、話しながらの操作を禁止する旨をポスターや看板で掲示することのほか、高齢者が振り込める1日当たり上限額を10万円以内に設定することなどを義務付けた。

 府警によると、府内で1月から6月末までに確認された特殊詐欺被害額は約49億7千万円。昨年同期比で約24億6千万円増加している。また、被害者の5割超が65歳以上だった。

Share.