ドイツ企業は景気見通しを過去2年余りで最も楽観している。近く行われる公共支出の拡大が、米国の関税や中東・ウクライナでの戦争を巡る懸念を上回った。

  Ifo経済研究所が24日発表した6月の期待指数は90.7と、2023年4月以来の高水準に達した。ブルームバーグがまとめたアナリスト予想中央値は89.9だった。前月の数値は89に改定された。

  6月は現状指数も上昇した。   

  Ifoのフュースト所長は発表文で「特に期待が改善した」と指摘。「ドイツ経済は緩やかに自信を取り戻しつつある」との見方を示した。

  今回の数字は強い逆風にもかかわらず、ドイツ経済が数年にわたる停滞から抜け出し、勢いに乗りつつあるとの期待を高める。

  S&Pグローバルが23日発表した6月のドイツHCOB総合購買担当者指数(PMI)も、数カ月ぶりの活動拡大を示した。新政府の防衛・インフラ支出大幅拡大が寄与した。

  本年度予算は2月に総選挙があったため成立が遅れているが、24日の閣議承認を受けて議会で審議される。メルツ首相は防衛支出を2029年までに国内総生産(GDP)比3.5%に引き上げたい考え。インフラ投資では5000億ユーロ(約84兆円)規模の基金を立ち上げた。

原題:German Business Outlook Hits Two-Year High on Economic Optimism(抜粋)

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