高知東部自動車道では、6月10日に車同士が正面衝突し男性が死亡するなど事故が多発しています。今年5月末時点で約60件の事故が発生し、去年と比べると2倍近く増加しています。事故はなぜ増えているのでしょうか。

6月10日、南国市の高知東部自動車道で車同士が正面衝突するなど車3台が絡む事故があり、香南市の60代の男性が死亡しました。また、5月にはなんこく南インターチェンジと高知龍馬空港インターチェンジの間の上り線で、車の物損事故や玉突き事故などが相次ぎました。この事故で3人が緊急搬送されましたが幸いにも命に別条はありませんでした。

警察によりますと東部自動車道での過去5年間の人身事故は14件で、発生場所で見ると本線での事故が6件、本線と一般道を結ぶ「ランプ」と呼ばれる場所での事故が8件となっています。
道路を管理する四国地方整備局土佐国道事務所は、東部自動車道の構造上の問題はないとしています。しかし警察によりますと今年、高知東部自動車で発生した事故は5月末時点で約60件で、去年と比べると2倍近く増加しています。なぜ事故が相次いでいるのでしょうか。

■高知県警交通部 宮村彰彦警部補
「交通量が多くなったことが原因と分析している。高知インターチェンジと高知南インターチェンジの区間が開通したときにも事故が増えた」

今年3月15日、高知龍馬空港インターチェンジと香南のいちインターチェンジを結ぶ区間が開通し、高知市から芸西村まで約27.5キロがつながった高知東部自動車道。道路を管理する四国地方整備局土佐国道事務所の調査によりますと、開通後のなんこく南インターチェンジと高知龍馬空港インターチェンジの間の1日の交通量は1万9200台から2万4500台と約3割増加しています。

アクセスが良くなった一方で交通量が増え、事故が相次いで発生しているとみられています。また警察では単独事故が半数以上をしめていることから、前方不注意やブレーキ操作ミスをしないようドライバーに呼びかけています。土佐国道事務所では、これまでに衝突事故を防ぐ目的でセンターラインにワイヤーロープの設置を行ったり反射材を取り付けるなどの対策を行ってきました。それでも事故が増加している状況を受けて今後は─。

■宮村彰彦警部補
「赤色灯パトカーを複数台投入する。道路を管理する土佐国道事務所とも話し合いを進めていく」

警察では事故防止に向けてさらにドライバーに注意を呼びかていくとしていますが、事故をおこさないようドライバー1人1人が安全運転を心がけることが重要です。

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