地域の生態系に影響を与える植物を「食べて駆除」です。上市町の高校で、きょう、生徒が特定外来生物を食べて、環境保護につなげる取り組みを行いました。

上市高校で生徒たちが和気あいあいと生地を混ぜています。
実は、少し変わったところがーー。

KNB 佐伯翔太キャスター
「こちらで作っているのはシフォンケーキです。順調に作業が進められていますが、これから生地の中に入るのは町の厄介者なんだそうです。一体どんな味わいなんでしょうか」

上市高校のすぐそばを流れる上市川の河川敷で、この時期に見られる黄色のじゅうたん。
一見きれいなこの花は、特定外来生物の「オオキンケイギク」です。

上市高校では環境問題を学ぶ授業として駆除活動を実施していて今年で9年目です。

きれいな一方 生態系を壊す厄介者…

きょうは、先週駆除したオオキンケイギクを使って3年生13人がシフォンケーキを作りました。

オオキンケイギクの原産地は北アメリカで、繁殖力が非常に強く、元々生えていた植物の生息地を奪ってしまいます。

食品として活用することで、オオキンケイギクの減少につなげたいという狙いです。

生徒らが一生懸命混ぜた生地の中に混ぜ込むのが、冷凍したオオキンケイギクの花びら。30分かけて焼き上げます。

加熱すると黄色の花びらが赤く色づきました。

「おいしく食べることで減らしたい」 環境の学びに

駆除活動を始めた上市高校の石黒友一教諭は「花びらを冷凍するとえぐみが消える。外来の厄介者をおいしく食べることで減らしていければ」と話していました。

女子生徒
「やわらかい。花びらのアクセントがあってとてもおいしかったです」

男子生徒
「花の味ちょっとは感じるんですけど普通のケーキって感じでおいしいです」

上市高校では今後、レシピを公開し、PTAの会員にも食べてもらう機会を設ける予定だということです。

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