3日投開票された韓国大統領選挙は、野党「共に民主党」の李在明候補が2位以下に大きな差をつけている。投票締め切り直後に発表された出口調査で明らかになった。

  午後8時の投票締め切り後にKBS、MBC、SBSの放送局3社が発表した合同出口調査によると、李候補は51.7%の票を確保しそうな勢い。主要対立候補である与党「国民の力」の金文洙氏は39.3%の得票にとどまりそうだという。

  3社の出口調査は、2022年の大統領選挙で李氏が尹錫悦前大統領に1ポイント未満の差で敗れるという韓国史上最も僅差での勝敗を正しく予測していた。

Lee Jae-myung

野党「共に民主党」の李在明候補(2日、ソウル)

Photographer: Anthony Wallace/AFP/Getty Images

  李氏は選挙期間中の大半の支持率調査で、一貫してリードを保っていた。選挙前の最後に公表された先週の調査では、李氏の支持率が49%に上ったのに対し、金氏は36%だった。

  今回の選挙で、韓国は尹前大統領が非常戒厳を宣布してから半年続いた政治危機に区切りを付ける。

  韓国経済は年初にマイナス成長に陥り、今やトランプ米大統領の関税にも直面する。尹氏の非常厳戒失敗と逮捕を経て、社会の分断はいっそう深まっており、こうした課題に新大統領は速やかに対応することが求められる。

  大統領選の勝者が李氏であれば、韓国は経済・外交・エネルギー政策を転換する公算が大きい。労働問題の進歩系弁護士出身の李氏は、政府支出の拡大と労働者保護の強化、財閥の抑制などを公約。米国との貿易協議にはより慎重なアプローチを呼び掛け、北朝鮮と中国に対して融和的な姿勢への回帰を促していた。

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原題:South Korea’s Lee Holds Clear Lead in Election, Exit Poll Shows(抜粋)

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