明治安田J1リーグ第19節   新潟 0―3 名古屋 ( 2025年5月31日    豊田ス )

<名古屋・新潟>3失点で完敗し、肩を落とす新潟の選手たち
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 明治安田J1リーグ第19節が31日に行われ、J1新潟は名古屋に0―3で完敗した。リーグ戦のアウェーでの同戦は5連敗。後半10分に先制点を献上すると、試合終了間際の同45分とアディショナルタイムに失点を重ね、攻撃は8試合ぶりの無得点に終わった。順位は降格圏の19位のまま。リーグは約2週間の中断期間に入り、次節は15日、ホームで横浜Mと対戦する。

 昨季のルヴァン杯決勝のリベンジどころか、今季最大の3点差をつけられての完敗。今季ホーム初勝利を挙げた前節の湘南戦とは対照的に攻撃でリズムが出ず、シュート数は新潟の6本に対して名古屋は17本と約3倍の差をつけられた。FW小見は「3失点より、点が取れなかったことが課題。負けて当然の内容」と声を絞り出した。

 苦手な3―4―2―1のシステムの相手に、ビルドアップが安定しなかった。相手のプレス強度はそこまで高くなく、GKも含めてパスを回し、剥がせる場面も多かった。しかし、そこからミスが目立った。「いい時はボールを動かしながら(隙を)探れる」と小見。この日はサイドを変えながらゴール前に迫る場面は数えるほどで、淡泊な攻撃が目立った。

 今季は対人などの守備強度や、速い攻撃を意識した練習に時間を費やしてきた。前節の湘南戦を前に、ハイプレスに対してもボールをつないで前進する意識をあらためて共有。練習もビルドアップの時間が増えた。ただ、MF奥村が「(昨季までの)基礎があるので、それなりにはできるけれど、前から来た時に受けてしまっている部分もある」と語るなど、練習不足が浮き彫りになった。

 リーグ戦は2週間の中断期間に入る。3勝7分け8敗で降格圏の19位に低迷する樹森監督は「もう一回、新潟スタイルを見つめ直さないといけない」と危機感を募らせる。攻撃の方向性は定まったことから、この時間を使ってボールを握って前進するスタイルの細部を詰めるつもりだ。

 ロングボールで相手の背後を突く攻撃とのバランスも含め、攻撃の確立が後半戦に向けての課題だ。「意識を高めて練習からやっていきたい。最後の質にもこだわって取り組みたい」と奥村。残りは20試合。J1残留のために、早急に改善に取り組んでいく。
(西巻 賢介)

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