欧州連合(EU)は、計画するESG(環境・社会・企業統治)規制の大部分を撤回しようとしている。この規制計画を巡っては、米国やアジアと欧州が競争する上で重荷になりつつあるとの苦情が相次いでいた。

  ブルームバーグが確認した文書によると、EUの行政執行機関である欧州委員会は域内の企業利益を保護するため、ESG報告義務やサプライチェーン管理などあらゆる規制の緩和を提案した。最終案は26日に公表される見通しだという。

  ESG規制の緩和を求める圧力は、EU内外から高まっていた。世界のESGファンド資産の8割強は欧州が占めているため、欧州委の動きはESGの先行きに世界的な影響を及ぼす。

  経済生産性の低下に対応する域内2大経済国、ドイツとフランスはいずれも、中小企業の報告義務免除を強く働き掛けてきた。フランス政府報道官は企業に対するESG報告規則を「地獄」だと述べていた。

原題:EU Mounts Major Retreat From ESG Agenda After Intense Criticism(抜粋)

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