ドローンウクライナの光ファイバードローン。AP Photo/Efrem Lukatskyウクライナの企業は、軍が使用する光ファイバードローンを競い合って製造している。Business Insiderは首都キーウで、ある企業の生産ラインを見せてもらった。ドローンがどのように作られ、戦闘に備えてテストされているのか、紹介しよう。

ウクライナの首都キーウ。アパートくらいの広さの生産施設に足を踏み入れると、何の変哲もない廊下の先に突然、本格的なドローンの生産現場が現れた。

ホビー用のクアッドコプター型ドローンが工具や電子機器、さまざまな部品が散乱したテーブルの横に積まれている。壁にはウクライナ国旗が掲げられている。

この”間に合わせ”とはいえ非常に高度な「工場」は、ウクライナの企業3DTechがロシア軍による侵攻を撃退すべく、ウクライナ軍のために爆発物を搭載したドローンを作っている場所だ。

急成長しているウクライナの兵器産業は、この”工場”のような無数のオペレーションで成り立っている。伝統的な工場で生産する企業もあるが、小規模かつ簡素な”作業場”で生産する企業も少なくない。ドローンメーカーは偵察用アセットや爆撃機、爆発物を搭載した一般的なクアッドコプター、光ファイバードローン、さらにはAI搭載システムまで作っている。

Business Insiderは先月、3DTechの施設を訪れ、同社のCEOやチーフエンジニアを含め、複数の運営メンバーに話を聞いた。

3DTechはFPV(First Person View)ドローンを製造している。これらは戦場でよく見られるようになった。ウクライナもロシアもドローンに爆発物を搭載し、離れた場所から敵陣や装甲車を狙って飛ばしている。伝統的な装備が逼迫する中、こうした無人兵器は非常に安価ながらも効果的な精密誘導兵器として台頭してきた。

ウクライナ兵Photo by Diego Herrera Carcedo/Anadolu via Getty Images

FPVドローンは、操縦者との安定した接続に依存している。最も一般的なのは無線周波数接続で、遠隔操作によって何マイルも離れた目標に向かってドローンを誘導することができる。ただ、この方法はウクライナやロシアによる大規模な電波妨害に対しては脆弱だ。

この問題に対するソリューションとしてますます一般的になりつつあるのが、光ファイバーケーブル接続だ。このタイプのドローンは妨害電波に強く、より質の高い映像が届けられるため、目標に向けて操縦するのに役立つ。テザーには限界があるものの、ウクライナもロシアもここ数カ月、光ファイバードローンの製造でしのぎを削っている。

3DTechが3月に製造予定の1200機のFPVドローンのうち、半分は光ファイバードローンで、残りの半分は無線周波数接続に依存している。同社はまもなくウクライナ国防省と正式契約を結ぶ予定で、生産量も増加すると見込んでいる。

「光ファイバードローンの市場は非常にダイナミックで、需要は増加するだろう」と3DTechのCEOローマン・アハーコフ(Roman Aharkov)氏はBusiness Insiderに語った。アハーコフ氏は、光ファイバードローンが最終的に軍の全ドローンの4分の1を占めるようになると見ている。

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いよいよドローンの製造施設の中へ

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