カナダ銀行(中央銀行)は29日、0.25ポイントの追加利下げを決めた。一方、トランプ米大統領が関税措置の発動をちらつかせて見通しが不透明になる中で、今後の政策金利調整に関するガイダンスは撤回した。
政策金利である翌日物金利を3%に引き下げた。今回の利下げ幅はブルームバーグが実施したエコノミスト調査および市場で広く予想されていた。
カナダ中銀は声明で「経済は徐々に強まり、インフレは目標近辺で推移すると予想される。しかし、広範囲にわたる大規模な関税が課された場合、カナダ経済の回復力が試されることになる」との見解を示した。

カナダ中銀は昨年6月に利下げを開始。利下げ幅はこれで計200ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)となり、同中銀当局者は「大幅な」引き下げだとしている。10月と12月にはそれぞれ0.5ポイントずつ引き下げていた。
米国が関税措置を発動し、カナダが報復関税に動くとの脅威が高まっている。中銀はそれが「経済見通しを曇らせている」と指摘した。
関連記事:カナダの報復関税計画、必要なら米国のアルミと鉄鋼も対象に-当局者
トランプ政権の通商に関する具体策がより明確になるまでは、金融政策のさらなる調整は行われない可能性が今回示唆された。
原題:Bank of Canada Cuts and Drops Rate Guidance as Tariffs Loom (1)(抜粋)
(詳細を追加して更新します)
