トランプ米大統領の政策に反発が強まる欧州では、反米感情が高まり、消費者の行動、特に米国製品への態度に変化が表れつつある。
欧州連合(EU)への懲罰的関税の警告や、ウクライナ戦争への対応を含む軍事支援引き揚げの脅しに欧州の消費者はうんざりし、米国製品ボイコットの動きに拍車が掛かった。
3月4日公表のユーガブの世論調査結果によると、米国に好意的な住民が全体の半分を上回る国は、欧州には存在しない。デンマークでは、同国の自治領グリーンランドの領有に意欲を示すトランプ大統領からの圧力が、指導者と住民らの怒りを買い、世論が最も悪化した。
米国製品の不買を呼び掛けるフェイスブックのグループが次々と現れ、フォロワー数は数千人に上る。デンマークのグループ、「Boykot varer fra USA (米国製品をボイコット)」は2月3日のスタート以降、9万2000人余りのメンバーを集めた。

スウェーデンでも国民の約70%が、政治的な抗議の意思表示として、米国製品の購入を控えるか、控えることを検討している。同国の公共放送SVTが委託した調査で明らかになった。10人に1人が過去1カ月以内に米国製品を完全にボイコットし、特定製品の購入をやめた人の割合も全体の19%に達した。

ロンドンでイーロン・マスク氏に抗議する人々
Source: SOPA Images/LightRocket
原題:Anti-American Sentiment Rises in Europe as Trump Fuels Anger (1)(抜粋)
