ニュージーランド(NZ)の7月の雇用数は4カ月連続で減少した。世界金融危機から経済が回復途上にあった2009年序盤以来最長の落ち込みとなった。

  NZ統計局の28日の発表によると、7月の雇用数は0.1%減った。6月は0.3%減(改定値)だった。4月に始まった減少が続いている。こうした持続的な落ち込みは09年3月まで5カ月連続で減少した時以来となる。

New Zealand Employment Slows | Most prolonged drop in filled jobs since 2009

 

 

  高金利が逆風となり、NZ経済はこの2年弱で3回目のリセッション(景気後退)に入った可能性もあり、企業は採用を控えている。NZ準備銀行(中央銀行)は14日、需要鈍化でインフレが抑制される方向を理由に、従来の予想より早いタイミングで政策金利を引き下げた。

NZ中銀も利下げ開始、年央の景気後退入り示唆-早期緩和に急転換

  ASB銀行のシニアエコノミスト、マーク・スミス氏は「労働市場は冷え込み始めている。7-9月(第3四半期)に採用が減り、失業率は5%に向かって上昇する方向にリスクは傾いている」と分析した。

原題:New Zealand Employment Decline Is Longest Since Financial Crisis(抜粋)

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