ロシアは、ウクライナでの即時停戦に向けたトランプ次期米大統領の呼びかけを拒否する一方、3年近く続く戦争を終わらせるための長期的な和平合意に向けた交渉には応じる構えを示した。

  ラブロフ外相は26日のオンライン記者会見で「停戦はどこにも通じない道だ」とし、「ロシア連邦の安全を確保し、もちろん近隣諸国の正当な安全保障上の権利を確保するためのあらゆる条件を整える、決定的で法的拘束力のある合意が必要だ」と論じた。

  ロシアが容赦なく戦果を挙げウクライナが防戦一方となる中、トランプ氏と側近らはウクライナ領土のほぼ20%を占領しているロシアが事実上の支配を維持できる可能性があるというシグナルを発している。

  ウクライナのゼレンスキー大統領も、領土回復のために外交手段に頼る可能性を示唆し、姿勢を軟化させている。

  ただ、ロシアはウクライナが北大西洋条約機構(NATO)加盟を正式に断念し、軍の規模を厳しく制限することを要求しているが、ウクライナはこれを断固として拒否している。

  ラブロフ氏は「トランプ政権が紛争の原因に焦点を当てることを期待している」とし、ロシアの「プーチン大統領が述べたように、われわれは真剣で具体的な提案を検討する用意がある」と語った。

原題:Russia Rejects Trump Call for Ukraine Truce, But Ready for Talks(抜粋)

Share.