長生きする人は何をしているか。心理学者の内藤誼人さんは「かの文豪シェークスピアは、『のんき者ほど長生きする』といったセリフを残しているが、タモリさんも、あまり勝負するのが好きなタイプではない。人と競り合うようなことは意識的に避けている節がある」という――。


※本稿は、内藤誼人『タモリさんに学ぶ「人生のたたみ方」』(廣済堂出版)の一部を再編集したものです。


スーツケースを背負ったカメ

写真=iStock.com/Anton_Sokolov

※写真はイメージです



今よりもっと肩の力を抜いて生きよう

長生きしたいのであれば、何事に対しても張り切りすぎたり、頑張りすぎたりしないようにするのがポイント。


頑張るのはとてもしんどいことですからね。肩の力を思いきり抜いて、ほどほどに頑張っていればよいのです。10割の力で走るとすぐに疲れてしまいますが、3割から4割くらいの力で走っていれば、長い距離をいくことができます。


タモリさんは、いろいろなところで「頑張りすぎないこと」について語っています。おそらくそれがタモリさんにとっての重要な価値観なのでしょう。


「頑張らなくていいんだから。頑張るのはちゃんとした人だから。頑張るから苦しいんでしょ。頑張らないととか、計画立てなきゃいかんというのは、ちゃんとした人です」

(『パピルス』 2008年10月号 p54)


【図表1】完ぺきにやろうとする人ほど死にやすい



何事も完ぺきにやろうとしすぎるのはよくありません。


カナダにあるトリニティ・ウェスタン大学のプレム・フライは65歳から87歳の450名(男性189名、女性261名)に、完ぺき主義を測定するテスト(「自分がやることは何でも完ぺきにこなしたいと思う」などの項目で測定)を受けてもらって、それから6年半後に追跡調査をしました。


その結果、6年半後に生存していた人と、死亡した人には完ぺき主義テストの得点に大きな差があったのです。


当たり前の話ですが、完ぺきにやろうとするとものすごく疲れてしまうのです。それが寿命を縮める結果になることは論を待ちません。


何でもほどほどにやっていればいいのですよ。そんなに張り切らず、頑張りすぎず、のんきにやっていればいいのです。


タモリさんの教え

ほどほどに頑張っていればそれでいい、と考える


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