巨人1―1中日(セ・リーグ=21日)――延長十二回、規定により引き分けた。中日は七回、田中のプロ初本塁打で先行。巨人はその裏、吉川の犠飛で追いついた。両チームとも終盤の好機にあと1本が出ず。◇ 延長十二回二死走者なし。巨人の岡本和が三ゴロに倒れると、東京ドームはため息に包まれた。今季最長、4時間25分を戦っての引き分け。十二回を1失点に抑えた投手陣が踏ん張っただけに、好機をつかみながら、打線が1得点にとどまったのが痛かった。
7回無死2塁、犠打を決める立岡 唯一の得点は1点を追う七回。先頭の丸が内野安打で出塁し、続く立岡の打席で代走・重信がスタートを切ると、立岡があえて空振りして二盗を成功させた。直後に投前へバントを転がし、一死三塁となって吉川が中堅に犠飛を放って重信が同点のホームを踏んだ。
7回1死3塁、犠飛を放つ吉川=松本拓也撮影 阿部監督は今季、いかに多くの好機を作り出すかに心を砕く。本塁打頼みだった直近の2年で4位に沈んだ反省から、アウトを与えてでも走者を進めることを優先する。求めるのはチーム打撃。七回の攻撃は、その成功例だった。 この日は萩尾が役割を果たせなかった。二回は無死一塁から初球を打って左飛に倒れ、六回は無死二塁からバスターを決められず、空振り三振。十一回も無死一塁で、送りバントを成功できずに一邪飛に終わった。今季は本拠地で若手らが早出のバント練習に取り組んでいるが、進塁打も含めて精度の向上が必要だろう。その上で、低調な得点圏打率の改善も欠かせない。 ケガから2季ぶりの復帰戦だった34歳の立岡は2番打者として2度、送りバントを成功させ、四球でつないだ打席もあった。「出されたサインは遂行できた。最低限のチーム打撃ができて良かった」。ベテランの姿を手本にしたい。(福井浩介)
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