眼鏡を外して考える山下三段=若杉和希撮影
竜王戦のランキング戦6組決勝・藤本渚五段-山下数毅三段戦は力将棋の展開で、互いの読みがぶつかり合っています。
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奨励会員の山下三段は三段リーグでの次点を持っています。6組優勝なら規定により、プロ入りの権利を得ます。「棋士」まであと1勝のところまで来たところで、藤本渚五段が立ちはだかりました。関西将棋会館を訪れた谷川浩司十七世名人も注目している一戦。谷川十七世名人の弟子である都成竜馬七段は奨励会三段時代に新人王戦で優勝経験があります。都成七段の三段時代の活躍が、新たな「規定」につながっています。
読みを深める藤本五段=若杉和希撮影
山下三段が先手となった対局。後手の藤本五段は得意の雁木に。山下三段が早めに▲3五歩と動き、藤本五段は△6四角から△3八歩で対抗しました。午後は力戦となり、3筋の垂れ歩をめぐる攻防戦が繰り広げられました。中盤でじっくりと腰を落として約1時間、考えた山下三段は▲7六歩と打ちました。 本局を検討する北浜健介八段は「いつも早指しの山下三段が慎重に指していますね。長考する姿は初めて見ました。歴史は動くのでしょうか」と語りました。藤本五段は△5三角と引きました。▲3八飛に△6四角はすぐ指されました。互いの読みの呼吸は合っている様子です。(吉田祐也)





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