鳥取県教委が県内の小中高生を対象に行った子どもの読書活動に関するアンケート調査で、高校2年の35%が、1か月に1冊も本を読んでおらず、2017年度の前回調査から5・7ポイント増えていたことがわかった。読書が好き、どちらかというと好きと回答した高2の割合も67・4%と、前回より7・8ポイント減少した。(中島高幸) 調査は「子どもの読書活動推進ビジョン第4次計画」の改定にあたり実施。今年1~2月に小学3年、同6年、中学3年、高校2年のうち、無作為に抽出した計1912人を対象に行い、1683人から回答を得た。 最近1か月で本を読んだかとの設問に、「まったく読んでいない」と回答した小3は3%、小6は9・8%、中3は16%。高2では3割を超え、学年が上がるごとに増える傾向があった。 読まない理由(複数回答可)について、「読みたいと思わない」が高2は51・9%、中3は57・8%で、いずれも最多。小6は「ゲームやテレビ、インターネットの方が楽しいから」が69・8%で最も多かった。 小中高生の全体では、読書をしない理由として、塾や部活動などで時間をつくるのが難しい以上に、「読みたいと思わない」が51・3%と最多だった。 読書が「好き」「どちらかというと好き」と回答したのは、小3は89%、小6は77%、中3は82・2%。7割を切った高2が最も低かった。 一方、最近1か月で本を読んだという小中高生に読む理由を聞くと、「楽しい」が75・2%で最多。次いで「勉強になる」が35・8%だった。また、本の選び方で最も多いのが「自分が好きな本」で89・4%。「SNSで話題になった本」が上位に入る学年もあり、高2で2番目。中3は、2番目の「友達にすすめられた本」に次いで3番目だった。 県教委社会教育課は「読みたいと思わない児童生徒は、いい本に出会えていない可能性がある。SNSを活用して情報収集していることなどに、読書を勧めるヒントがあるかもしれない。効果的な働きかけを検討したい」としている。

Share.