静岡県御殿場市で恒例の大わらじ製作が11日、始まった。本来は未婚女性が完成した大わらじを担ぐのが習わしだが、近年は担い手不足で担いでいない。
掛け声を合わせながら大わらじを作る地元住民ら(11日、御殿場市で) 富士山信仰の登山者や東海道の旅人が行き交った御殿場は、昔からわらじ作りが盛んで、農家の大切な現金収入にもなっていた。未婚女性がわらじを編んで山頂の浅間大社奥宮に奉納すると、良縁に恵まれたという逸話も残る。
昭和時代に地元青年団が大わらじを製作して祭りを始めたが一時中断。2012年に「御殿場わらじ祭り」として復活し今に続く。未婚女性たちが担いで練り歩く習わしだったが、新型コロナ禍や担ぎ手不足によって20年以降、担げていないという。 今年もボランティアを募り、長さ3メートル、幅1・2メートル、重さ約100キロの大わらじを作る。11日は、公民館に地元ボランティアら約30人が集まり「せえの、よいしょ」と声をかけながら縄をねじった。参加した高校2年生(16)は「歴史あるわらじ作りに関われてうれしい」と話した。 大わらじは6月上旬からJR御殿場駅に飾られ、富士山開山の7月1日に市内の新橋浅間神社に奉納、閉山後に燃やして供養する。
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