ロシア国防省は12日、ウクライナ北東部ハルキウ州で新たに四つの集落を制圧したと発表した。北から国境を越えてウクライナに侵入した露軍の攻勢が続き、ロイター通信はウクライナ側の話として、露軍が国境から約5キロ・メートルに位置する同州ボウチャンスクの郊外に達したと報じた。ウクライナ側が防戦を強いられている模様だ。
12日、露南西部ベルゴロドで、ミサイルで破壊されたとされる集合住宅=ロイター ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は12日のビデオ演説で、ハルキウ州で激しい戦いが続いていると指摘し、露軍が「足場を固めている集落がある」とした。露軍の狙いは「我が軍の戦力を分散させ、弱体化させることだ」と指摘した。
ハルキウ州内では戦闘の激化に伴い、住民の避難が続いている。州知事は12日、市民2人が死亡したほか、2日間で約4000人が避難したと明らかにした。ゼレンスキー氏は東部ドネツク州でも複数の地域で激しい戦闘が続いているとの認識を示した。
12日、露南西部ベルゴロドで、ミサイルで破壊されたとされる集合住宅=AP 一方、ロイター通信によれば、ロシア側は、ウクライナと国境を接する露南西部ベルゴロド州の州都ベルゴロドで12日、10階建ての集合住宅が崩壊し、少なくとも13人が死亡したと発表した。ロシア当局者は、ウクライナのミサイル攻撃によるものだと主張している。
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