「サニックスワールドラグビーユース交流大会2024」(日本ラグビー協会、サニックススポーツ振興財団など主催)が4月28日~5月5日に福岡県宗像市で開かれた。男子15人制に東福岡高(福岡)が参加。外国勢と対戦できる貴重な機会に、有力選手が躍動した。(古島弘章)

ベンチプレス120キロ「海外選手が相手でも倒せた」…ワールドラグビーユース・平山風希選手

懸命にボールを前に運ぶ深田選手懸命にボールを前に運ぶ深田選手東福岡高3年・フルバック 深田衣咲選手

 4月28日、ジェスイットハイスクール(米国)と対戦。カウンターアタックで敵陣深くまで独走するなどし、チームが54―3で勝利すると、「いい試合ができた」と笑顔を見せた。 昨年8月にU17(17歳以下)日本代表に選ばれ、昨年度の全国高校ラグビー大会準優勝にも貢献した。ところが、今年3月、過去6度の優勝を誇る選抜大会で、新チームはまさかの1回戦敗退を喫した。 チームに必要なものは何か。その夜、チームメートと宿舎の藤田雄一郎監督の部屋を訪ね、話し合った。出した結論は、基礎技術の積み上げと肉体の強化。ウェートトレーニングを増やし、練習中に間食を取り入れることを決めた。 そのかいあって、自身は体重が72キロから約6キロ増え、交流大会で力強いタックルができた。「一気に攻め込まれるのを防げた」と守備面の成長も語った。 交流大会は6位に終わったが、収穫はあった。「(外国人選手とぶつかり合って改めて)肉体強化の大切さを実感した。チーム全体でレベルを上げて花園で優勝したい」と、しっかり前を見据えていた。世界を相手に力磨く 交流大会はサニックス(福岡市)のスポーツ振興財団などが2000年から開催してきた。世界のラグビーを肌で感じることで競技力の底上げを図るのが目的で、元日本代表の五郎丸歩さんらも高校時代に出場した経験がある。 今年は10か国・地域から15人制の男子に16チーム、7人制の女子に8チームが参加。それぞれ予選リーグと順位決定トーナメントで競い、男子は大阪桐蔭高(大阪)が、女子は福岡ラグビーフットボールクラブが優勝した。 大会期間中、選手たちは同じ宿舎で共同生活をして食事などを共にするのも特徴だ。財団の渡辺敏行事務局長は「いろんな文化を持ったチームがぶつかり合った後に、交流することは人間づくりにも重要。今後も続けていきたい」と話す。

Share.