新型車両の外観イメージ図(熊本市交通局提供) 今年開業100周年を迎える熊本市電に年内にも、初の3両編成の新型車両が導入される。定員は現行の車両(1両/2両編成)の平均の1・5倍となり、市交通局は朝夕の混雑解消につながると期待している。(有馬友則)
ベビーカーの専用スペースなどを設けた内部のイメージ図(熊本市交通局提供) 新型車両は熊本城をイメージした黒と白のモノトーンの外観。車体の長さは、2014年に導入した2両編成のCOCORO(こころ)より約3メートル長い約21メートルで、定員は26人増の112人になる。座席の一部が対面式のCOCOROと違って全席をロングシートにし、車いすやベビーカーのための専用スペースも設ける。 市電の車両は、全54両の約4割にあたる24両が製造から50年以上が経過し、走行中にドアが開くなど老朽化が一因とみられる事故が頻発している。またJR豊肥線の新水前寺駅と接続する新水前寺駅前電停では、朝の通勤・通学時間帯に満員の車両に乗りきれない乗客がいるなど、輸送力不足が問題になっていた。 事業費は3両1編成で約4億5000万円で、大阪の専門メーカーが製造中だ。30年度までに計12編成を導入する計画で、このうち3編成は29年度に一部開通を目指す東区の健軍町―市民病院間(約1・5キロ)で運行する方針だ。 一部の電停では乗り場の幅が足らず、車両がはみ出してしまうことから、開閉するドアを限定することで対応する。段山町、本妙寺入口、県立体育館前の各電停については既に乗り場を延長する工事を終えた。 市交通局運行管理課の荒木敏雄副課長は「半導体関連企業の進出などで、市電の利用者も増加していく可能性がある。車両の更新を進めて、安全安心な市電の運行を市民に提供したい」と話した。
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