北陸新幹線金沢―敦賀間が延伸開業して初の大型連休を迎えた。首都圏や関西などから多くの観光客らが新幹線を利用して県内に来訪。利便性の向上や周遊ルートの選択肢が増えたことに喜びの声が出た。一方で、敦賀駅で乗り換えが必要になり、関西などから福井に向かう人からは戸惑う意見も聞かれた。連休初日の4月27日、福井、敦賀両駅で利用客に聞いた。
ふん→肥やし→緑や作物・餌…循環伝え、環境考えるきっかけに
多くの観光客らが降り立つ北陸新幹線福井駅のホーム(4月27日、福井市で)
■福井駅 京都市東山区の乗客(31)は、敦賀駅で在来線特急「サンダーバード」から北陸新幹線「つるぎ」に乗り換え、福井駅で下車。1泊して県立恐竜博物館や景勝地・東尋坊を巡った後、東京に向かうところだった。「東京へ行く予定があり、新幹線が延伸したので福井へ寄ってみた。旅の選択肢が増えてうれしいです」 東京都豊島区の会社員(33)は、北陸新幹線「かがやき」で東京から帰省した。「新幹線は乗り換えがなく、とても楽だった。1年ぶりに戻ったので、おいしい魚介類を食べたい」
旅行で訪れた広島市の会社員(46)は、山陽新幹線とサンダーバード、つるぎを乗り継いだ。「以前より乗り換えが増えて煩わしかったが、越前
打刃物(うちはもの)
などの伝統工芸品や(曹洞宗大本山)永平寺などを見て回りたい」
埼玉県蓮田市の50歳代の男性会社員は、戦国時代の城下町跡・一乗谷朝倉氏遺跡(国特別史跡、福井市)などを巡るため、数年ぶりに福井を訪れた。「福井駅や周辺が、かなりにぎやかになっていてびっくりした。関東からも便利になったので、今後も訪れる頻度が増えそうだ」■敦賀駅 名古屋市の小学2年生(7)は、母と妹の3人で在来線特急「しらさぎ」で敦賀市内の祖母宅へ。「海に行くのが楽しみ」 東京行き「はくたか」を幼い子どもたちと待っていた大阪府内の女性は、県内の実家へ。「心配していたよりも乗り換えがスムーズにできた。初めて新幹線に乗るのを楽しみにしていた子どもには、乗り継ぎもうれしそうだった」 金沢へ旅行に向かった神戸市兵庫区の30歳代女性は、サンダーバードからつるぎに駆け足で移動。「以前はサンダーバードだけで行けたのに面倒になった」 京都府長岡京市の50歳代の女性会社員は、新快速から新幹線に乗り換えて県内に帰省。「特急と新幹線だと以前よりも運賃が高くなったのに、時間はあまり短縮されていない。効率良く移動できる方法を模索中だ」敦賀の施設、集客状況好調 福井県敦賀市は、北陸新幹線敦賀開業から1か月間(3月16日~4月15日)の公共施設や交通機関の利用状況を発表した。敦賀駅前の書店「ちえなみき」は5万7268人で、前年同期と比較すると来場者が2倍、路線バスなどの交通機関も4割増となっており、市は「想像以上に好調。この勢いを継続できるようにしたい」としている。 敦賀港近くの「人道の港 敦賀ムゼウム」は4899人で1・8倍。観光施設「赤レンガ倉庫」も1万4260人で1・5倍だった。 主な観光施設を巡る「ぐるっと敦賀周遊バス」は1万476人、シェアサイクルは1650人でいずれも2倍以上となった。
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