著名人を装うなどした投資詐欺が急増している。奈良県内の昨年の被害認知件数は56件、被害額は9億3800万円で、ロマンス詐欺(25件、3億8000万円)の倍以上。今年は1月からの約4か月間で、県警が把握している分だけでもロマンス詐欺を含んだ認知件数がすでに100件を超えており、県警は「SNSで投資の話になれば疑って」と注意を呼びかけている。
奈良県警察本部 県警は4月30日、著名人を装った投資詐欺で県内の女性2人が計2905万円をだまし取られる被害に遭ったと発表。
天理市の40歳代女性が利用するインスタグラムのアカウントに3月、実業家の前沢友作氏の写真が載った広告が表示され、女性は前沢氏になりすましたLINEアカウントとやりとりするように。偽の投資アプリを勧められ、4月18日までに指定口座に9回計1455万円を振り込んだ。 奈良市の60歳代女性は2月、株式投資に興味を持ちインターネットで検索したところ、投資家の桐谷広人氏を名乗る広告を見つけた。その後、桐谷氏になりすましたLINEアカウントや投資グループとやりとりをするようになり、偽の投資アプリを勧められた。6回にわたって計1450万円を指定口座に振り込んだ。 また今月9日には、大和郡山市の60歳代女性が1~4月、偽の投資アプリで9回計1840万円を指定された口座に振り込み、さらに13万円相当のビットコインを送金してだまし取られる被害に遭ったと発表した。 女性は、新NISA(少額投資非課税制度)の解説動画に記載されていたサイトからLINEのグループトークに参加。そこで株式投資や暗号資産取引を勧められ、被害に遭った。 3人は親族への相談や、X(旧ツイッター)、ネットで投資詐欺の手口などを知り、被害に気づいたという。県警の梶祐吾・犯罪抑止対策室長は「時には1か月以上の期間をかけてSNS上で被害者と関係を築き、振り込ませるといった手口が特徴だ。SNSを通じたもうけ話があれば疑ってほしい」としている。
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