福岡県議会の香原勝司議長は7日、4月11~19日に県議16人が参加したアフリカや中東の視察内容をまとめた報告書を一部の報道機関に開示した。県議会ではこれまで、海外視察の報告書を公表しておらず、要請のあった報道機関側に対して開示する異例の対応をとった。視察について香原議長は「適切」との認識を示した一方、視察にかかった費用は「精査中」として明らかにしなかった。(手嶋由梨、山本光慶)
福岡県庁 報告書などによると、公費で参加した県議は香原議長と自民、民主県政、新政会の3会派の代表ら5人。ほかに11人が参加したが、自費か政務活動費から捻出するという。議会事務局の職員5人も同行した。
今回の海外派遣を議決した2月定例会では、視察の目的を「ワンヘルスの国際会議の誘致」などとし、視察先を会議が開催される南アフリカとケニアの2か国と報告していた。ただ、実際にはドバイも訪問しており、費用の見積もりも示されていなかった。 報告書では「日程の関係で週末を挟むことが避けられなかった」として、治安や交通の便が良いドバイを追加したと説明。現地では、無人運行のメトロや生鮮食品市場などを視察した。
県議会では、県議に海外視察後の報告書の作成を義務づけておらず、公表のルールもない。同行した職員が議長に内容を報告する「復命書」はあるが、開示請求が必要だという。 香原議長は取材に「営業マンとして福岡を売り込んでいる」と意義を説明。「視察の目的と成果を見える形にする必要がある」とし、今後の公表について検討する考えを示した。 1 2
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