作品への思いを語る富名監督(左)と畠中さん(5日、佐渡市のアミューズメント佐渡で)
全編佐渡島で撮影され、小松菜奈さんと松田龍平さんがダブル主演を務めた映画「わたくしどもは。」が31日、公開される。佐渡市のアミューズメント佐渡では5日に先行上映会が開かれ、島民らが映画の世界観に引き込まれた。
映画は、ミドリ(小松さん)とアオ(松田さん)を中心に描かれる。現世で結ばれず、互いに記憶がない2人が出会い、佐渡島の美しい情景が映し出される中で物語が展開する。主な舞台となる佐渡金山をはじめ、旧相川拘置支所、
清水(せいすい)
寺など、島内の観光地や景勝地が登場する。
富名哲也監督は、長編デビュー作の「ブルー・ウインド・ブローズ」(2018年)に続き、全編を佐渡で撮影した。前作の撮影後に佐渡を訪れ、江戸幕府の治安対策で捕らえられ、坑内労働者として佐渡金山で無念の死を遂げた無宿人たちを追悼する墓に立ち寄り、映画の着想を得たという。 作品には、神秘的な空気感を持つ小松さんと松田さんのほか、大竹しのぶさんらが出演。内田也哉子さんと森山開次さんは前作に続いて起用された。富名監督の妻で、プロデューサーの畠中美奈さんは「スケジュールの調整が大変だった」と振り返った。撮影が新型コロナウイルス禍の2022年6月から3か月間にわたって行われたこともあり、出演者らの健康管理にも気を使ったという。 上映会の後は、富名夫妻のトークショーが開かれ、富名監督は「押しつけの鎮魂歌ではなく、さまよう魂は元に戻る居場所があるんだと伝われば」と語った。トークショーでは、富名監督が県内で次回作を撮影する構想を披露。「また佐渡でも挑戦したい」と話すと、会場から拍手が湧いた。 映画は、県内ではイオンシネマ新潟西とT・ジョイ新潟万代、ユナイテッド・シネマ新潟(以上新潟市)、T・ジョイ長岡(長岡市)、ガシマシネマ(佐渡市、6月1日から)で上映される。
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