阿蘇のカルデラを覆った雲海。阿蘇五岳(右手奥)が浮かんだように見える(熊本県阿蘇市で)=2023年5月撮影 阿蘇の世界文化遺産登録を目指すため、熊本県と阿蘇地域7市町村で作る「阿蘇世界文化遺産登録推進協議会」は30日、国の暫定リスト入りに向けた提案書の改訂版を文部科学省と文化庁に提出した。2022年の前回提案分から資産の名称を変更し、文化的景観に焦点を当てた。
国側は、登録条件となる普遍的価値の「磨き上げ」を求めていた。県などは学術委員会や海外の有識者を含めた国際ワーキンググループでの議論を踏まえ、阿蘇の価値を再度整理した。 名称は、「阿蘇カルデラ―草地とともに生きてきたカルデラ農業景観」から「阿蘇の文化的景観―カルデラ火山に展開した農業パノラマ」に変更した。伝統的な農業に関わる人々の努力で作り上げた景観に着目した。
熊本県・阿蘇山の草千里ヶ浜で行われた野焼き(2024年3月撮影) その上で、阿蘇の価値の四つの特徴のうち、火山活動で形成された「地形」と、人の営みによる「土地利用」はそれぞれ独立した項目とした。野焼き、放牧などの草地管理と治水・利水を一つにまとめ、「農業システム」とした。 木村知事と7市町村長らが30日、文科省の本田顕子政務官らと面会し、提案書を手渡した。
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