28日に次期衆院選へのくら替え出馬を断念することを表明した自民党の鶴保庸介・元沖縄・北方相(参院和歌山選挙区)。和歌山県庁で開いた記者会見で、「勝つか負けるかで判断したわけではない」と強調し、方針変更に理解を求めた。

鶴保庸介氏、衆院和歌山1区へのくら替え撤回…世耕氏離党で「県選出の自民議員いなくなる」

 鶴保氏は「政治資金規正法違反事件で(自民の)県選出の国会議員が減る中、参院にとどまってほしいという県議有志や町村長からの要望に従わざるを得ないと判断した」と説明した。

くら替え出馬を断念することを表明した鶴保氏(和歌山市で)くら替え出馬を断念することを表明した鶴保氏(和歌山市で) 和歌山は衆院小選挙区の「10増10減」に伴い、選挙区数が3から2に減る。同党県連は昨年6月、現1区の議席を持つ日本維新の会との選挙戦を見越し、参院議員として実績のある鶴保氏を新1区の候補予定者に選んだ。 だが、同事件を巡り、世耕弘成・前参院幹事長が離党したことなどを受け、一部県議から再考を求める意見が出ていた。県町村会も26日に鶴保氏に出馬留保を要請。鶴保氏も「重い事実だった」と述べた。 県内では、新2区の候補予定者だった二階俊博・元党幹事長も事件を受けて次期衆院選への不出馬を表明。県連は新1、2区ともに再び候補者選びを迫られる事態となった。21日に和歌山市で代表役員会が行われたが、結論は出なかった。 一方、県町村会は24日、二階氏の三男・伸康氏に新2区からの出馬を要請した。

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