tower eleven onsen &sauna(北海道北広島市) プロ野球の試合をサウナで観戦できるのは、世界を見渡してもここだけだ。北海道日本ハムファイターズの本拠地球場「エスコンフィールド北海道」の左翼スタンドに設置され、大きな窓ガラスを通して天然芝のグラウンドを一望できる。
野球を見ながら楽しむことができる(昨年3月の報道公開) 昨年春に開業した新球場のテーマは「世界がまだ見ぬボールパーク」。熱狂的な野球ファン以外も球場を様々なスタイルで楽しめるようにと、サウナと地下約1300メートルからくみ上げた天然温泉を設けた。男女が水着姿などで一緒に観戦できる。昨年秋、国内の優れた施設をサウナのプロたちが表彰する「サウナシュラン」の特別賞を受賞。目新しさだけでなく、本格的な設備としても評価された。
様々な利用客が満足できるよう温度設定に工夫を凝らしているのが特徴だ。横長に設計されたサウナ室の奥にストーブを置き、高温の周辺はグラウンドがやや見づらくても本格的に楽しみたい人が座る。そこから温度が7~10度下がる扉側には立ったままの状態で入る初心者向けのスペースを設けた。汗がたまりやすいイスに座る必要がなく、周りの人に遠慮せず出入りしやすくなっている。
サウナスペースを紹介する小川さん。背もたれなどにバット形の木材を使っている サウナ室の背もたれや手すりにバット形の木材が用いられ、荷物をかけるフックにも選手が実際に使ったバットのグリップ部分が使われている。外気浴をしながら観戦できる席もあり、試合途中にはカメラを向けられて場内の大型画面に映し出される演出も好評という。 施設内に新庄剛志監督のサインボールが一つ隠され、ロッカーは選手のユニホームと同じ書体で番号が記されるなど随所に球場らしさがあり、球場運営会社の小川太郎・Fビレッジ開発部長(38)は「温泉やサウナが好きな人も親しみやすいことを意識し、さりげなく入れた」と語る。遊び心が利用客の心をくすぐっている。(佐藤雄一) 北広島市Fビレッジ1番地エスコンフィールド北海道内。JR北広島駅や新札幌駅などとの往復シャトルバスがある。試合がない日は午前11時~午後9時で、入浴料2500円。試合日は時間帯などで異なり、基本は4000円から(いずれも税込み)。年中無休。サウナ飯にはやっぱりこれ 球場内で醸造されたクラフトビール(税込み900円)と、親会社・日本ハムの看板商品であるソーセージ「シャウエッセン」は外せない。
随所に野球を絡めたサウナスペースの遊び心と同様に、メニュー名は日本ハムの許可を得て「サウエッセン&枝豆ラドルセット」(同580円)とした=写真=。当初はおつまみが中心だったが、調理場の機器を充実させた昨年秋以降はカレーとナンの「汗戦サウナンカレー」など腹持ちのいいメニューを追加している。
![[経済] 世界で唯一、プロ野球観戦しながらととのえる北のサウナ…試合中には驚きの演出も [経済] 世界で唯一、プロ野球観戦しながらととのえる北のサウナ…試合中には驚きの演出も](https://www.walknews.com/wp-content/uploads/2024/04/1714380859_20240425-OYT1I50123-1-1024x576.jpg)