網に追い込んだタイをすくい上げる漁師ら(広島県福山市鞆町で)網に追い込んだタイをすくい上げる漁師ら(広島県福山市鞆町で)

 広島県福山市の鞆の浦で27日、タイの群れを網に追い込む「観光
鯛網(たいあみ)
」が始まった。約70人の観客が、観覧船から勇壮な漁を見物した。
 船団を組み、産卵に集まったタイの群れを長さ約1キロ、幅約100メートルの網に追い込む漁法で、約400年前から瀬戸内海各地で行われてきた。今も残るのは鞆周辺だけといい、2015年に「鞆の浦 鯛しばり網漁法」として市無形民俗文化財に指定された。 この日、漁師ら約30人が漁船6隻に乗り込んで漁を始め、網からタイが姿を現すと、観客から歓声が上がった。家族で見物した同市立小5年の児童(11)は「元気なタイがとれる様子が見られて楽しかった」と笑顔を見せた。 5月6日までの土、日曜と祝日の午前11時から開催。当日券(高校生以上3000円、小中学生1500円)は市営渡船場で販売する。定員約150人。問い合わせは福山観光コンベンション協会(084・926・2649)。

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