福岡県朝倉市に今月、移住・定住の促進拠点となる施設が相次いで誕生した。自然が豊かな同市は、高速道路を使えば福岡都市圏に1時間以内で着くという利便性の良さもあり、移住を希望する人が増加傾向にある。今回の施設には情報発信や交流の場としての役割が期待されている。(白井貴久)
「コンネアサクラ」のオープンセレモニーでテープカットを行う関係者 22日に甘木鉄道甘木駅前にオープンしたのは、市移住定住交流センター「コンネアサクラ」。これまで市役所で行っていた移住に関する相談や空き家バンクの紹介などを、駅前で遠くからでも来やすい場所にある同センターが担うことで、相談体制の充実を図ることにした。市によると、2020年度に70人だった市の移住者支援制度の利用者は、21年度には95人、22年度には131人に増えているという。
センターはプレハブ2階建てで、総工費は3000万円。市職員や地域おこし協力隊員が常駐する。2階はイベントスペースとして活用し、市民に映像制作技術を学んでもらい、地域の魅力を発信する「クリエイター塾」の開催などが予定されている。 21日には、オープンセレモニーがあり、県や同市の関係者らが出席。林裕二市長が「人と人をつなぐ場、市の魅力を広げる拠点にしたい」とあいさつし、テープカットを行って開業を祝った。 相談の受け付けは平日午前9時から午後5時まで。予約があれば土日祝でも対応する。問い合わせは0946・28・8855へ。 一方、20日には、同市秋月地区で民泊などを行っているKEZZA株式会社が、移住を希望する人や地域住民の交流の場となる施設「HHH Project」を開設した。
川沿いの民家を改装した「HHH Project」 施設は、市内を流れる野鳥川沿いにある築約70年の民家(木造2階建て)を改装。光が多く入る開放的な空間に仕上げた。 同社は民泊を中心に地域振興に取り組んでおり、昨年は同社のメンバーが中心となって国際映画祭を開催した。今後、この施設を情報発信の拠点として活用するという。 同社のグリアーはなさん(30)は「城下町の雰囲気を残す秋月にひかれる人は多い。この施設で交流が広がれば」と話している。
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