米紙ニューヨーク・タイムズが1月に発表した「今年の旅先52選」に山口市が選ばれたことを受け、地元では、市が多言語化や通信環境整備の事業に着手するなどインバウンド(訪日外国人客)の受け入れ準備が進んでいる。一方で、市民からは日常生活への影響などを心配する声も聞かれ、関係者は期待と戸惑いの中、27日から春の大型連休を迎える。(内田詩乃)着物姿で記念写真に納まる台湾からの観光客(8日、山口市の「山口市菜香亭」で)着物姿で記念写真に納まる台湾からの観光客(8日、山口市の「山口市菜香亭」で) 中心部に国宝・瑠璃光寺五重塔や湯田温泉といった観光地が点在する山口市。1877年(明治10年)創業の料亭を移築、復元した観光施設「山口市菜香亭」には今月上旬、台湾から約20人がツアーで訪れた。着物姿での写真撮影を楽しんだ女性(32)は「山口市は静かで自然がきれい。気に入った」と笑顔を見せた。

 同紙では史跡などとともに、昔から市民に親しまれている窯元や喫茶店などの“穴場スポット”も紹介された。
 陶芸工房「
水ノ上窯(みずのうえがま)
」もその一つ。戦国時代の武将、毛利元就の
菩提(ぼだい)
寺・洞春寺境内にあるギャラリー兼アトリエだ。経営する陶芸家の舛井岳二さん(45)によると、同紙で山口市を推薦した米国出身のライター、クレイグ・モドさん(43)が2年以上前に訪れ、旅の思い出話を聞かせてくれた。
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