渡辺恒雄・読売新聞グループ本社代表取締役主筆が、若き政治記者時代に密室政治の内実を記した名著が増補最新版として復刊される。1967年4月に発行された「派閥と多党化時代――政治の密室 増補新版」で、当時の日本で、どのように自民党総裁・首相が選出されていたかという過程を詳細に明らかにしており、日本政治史にとって貴重な資料だ。
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渡辺氏はまた、派閥について、〈1〉ポスト配分〈2〉活動資金〈3〉選挙支援の三つが原因で発生し、自民党総裁選制度がなくならない限り、自民党の派閥はなくならないだろうと分析している。現在、自民党は派閥の政治資金パーティー券収入をめぐる問題で、多くの派閥が解散を宣言している。9月にも行われる自民党総裁選の行方を占う意味でも、注目される一冊だ。
復刊本のタイトルは「自民党と派閥 政治の密室 増補最新版」=写真=。前木理一郎・読売新聞元政治部長が当時の派閥・政党政治のその後の変遷などについて、新たに書き下ろした。 4月26日、実業之日本社から発売。定価1980円(税込み)。
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