佐賀県庁佐賀県庁 佐賀県は、2028年春に開学を目指す県立大構想について、カリキュラム編成などの基礎となる「教育方針の基本的な考え方」のたたき台を明らかにした。県内の食や農業、観光に触れる「佐賀学」の履修で教養を身につける科目編成などが盛り込まれている。(森永健太)

 16日に開かれた庁内連携本部会議の第2回会合で示された。たたき台は、カリキュラムや教員人事などの「具体化プログラム」を検討する専門家チームが、県と議論しながら今年1月に策定された基本構想に肉付けする形で取りまとめた。 教育内容・方法としては、佐賀学のほか、多文化共生論などの履修が含まれている。佐賀学は現場重視で進める方針で、地元の農業など「佐賀の本物」を学びの場にできないか検討するという。また、県全体を「学びのフィールド」と位置付け、県内企業などでの学習を必須化する考えも示した。 目指す大学像としては、教員と学生が共に学び合って成長できる環境を大切にすることや、地域との連携を図った「実践知の創造」などを掲げた。 会合で、本部長を務める落合裕二副知事は「大学の具体的なイメージにつなげられるよう、議論を本格化させていく」と語った。 県によると、6月頃にたたき台を「案」として公表し、カリキュラム編成や教員募集などに取り組むとしており、早ければ26年10月に文部科学省への設置認可申請を目指す。

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