市民一人一人が主役となり、舞台を彩った第1回公演

プロではない市民が主役 東大阪の物語を舞台に

市民が主役となる舞台の原点一般市民が主役となり、東大阪の物語を舞台で表現する

 企画の実現に向けては、東大阪市文化創造館の立ち上げに関わった阪本洋三さんが、脚本家の徳尾浩司さんに東大阪を舞台にしたミュージカルの構想を伝えたのが始まり。ワークショップなどを通じて地域の魅力を物語に取り入れながら、作品作りを進めてきた。

 この取り組みで大切にしているのは、公演の完成度だけではない。稽古を重ね、さまざまな人と協力しながら一つの作品をつくり上げる過程も、参加者にとって大切な経験としてほしいと考えられている。

舞台を支える運営の役割市民ミュージカルの運営を支える事務局スタッフ。出演者や関係者が連携し、舞台づくりを進める

 脚本や音楽、振り付け、演奏、舞台監督、照明、音響、衣装、メイクなど、舞台の完成には多くの人の力が欠かせない。出演者が安心して稽古に取り組み、本番を迎えられるよう、関係者が連携できる環境を整えている。

 八田さんが大切にしているのは、参加者が公演を無事に終え、達成感を得ることだ。
 「本番の日に『楽しかった』と、けがなく終えてもらえることが一番です。みんなで作り上げたという実感を持ち帰ってほしい」(八田さん)

 学校や職場とは異なる場所で、多様な人と一つの目標に向かう。舞台に立つだけでなく、作品を支える人々と協力する経験も、市民ミュージカルの意義の一つとなっている。

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